ロープに輪っかを作るのは基本中の基本。
ロープワークの超基本、もやい結びの結び方について。
目次
舫う(もやう)時の舫(もやい)結びの特徴
「もやい」ってなんだ?
船を岸に繋ぐ(係留する)ことを舫う(もやう)と言います。
係留する際に杭にロープを繋ぎ止める際に使う結び方がもやい結び。
もやい結びでできる輪っかの特徴
輪っかを作る結び方には大きく分けて2種類あります。
- 負荷がかかっても輪っかの大きさが変わらない結び
- 負荷がかかると輪っかの大きさが小さくなる(締まる)結び
もやい結びは負荷がかかっても輪っかの大きさは変わらない結び方です。
もやい結びの強度
ある一方向に対する引っ張り強度は強いです。
漁師さんが商売道具の船を係留するのに使ってることからも、強度があることは明白です。
船を流されたら死活問題ですもんね
ただし、輪っかを変な方向に引っ張られることには弱いです。
船は潮や波に揺られるものの、輪っか自体が変な方向に引っ張られることはないですよね。
もやい結びの特徴
強度のところでもあるとおり、一方向に対する強度が高いが解きやすいという特徴があります。
彼はロープが濡れてようが強い力で引っ張られた後だろうが、解きやすさは変わりありません。
なぜ係留に使われるのかというと、こういうところが関係しているからです。
もやい結びの結び方
もやい結びは
ロープの中間に小さい輪を作る
ロープの中間に小さい輪を作ります。
この時折り返した方が上になるようにします。
小さい輪にロープを通す
作った小さい輪っかに下からロープを通していきます。
さらにロープの元側の下から先を出しておきます。
さらに小さい輪に通す
ロープの先を折り返して、再び小さい輪に通していきます。
今度は上から下へ。
実際に通すとこうなります。
ロープの元を引いて締める
ロープの元を引いて小さい輪を締め込みます。
この時ロープの先を押さえながら締め込むとよいです。
これでもやい結びの完成です。
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