戦国時代、現在の新潟県など北陸地方を支配していた大名の上杉謙信公は軍神とも呼ばれており、超有名な戦国大名です。
その上杉謙信公を祀った神社が、山形県米沢市にある上杉神社。
桜の季節に行ってきました。
北陸で活躍した上杉謙信がなんで米沢に?
上杉謙信公の居城と言われている場所は、新潟県上越市にある春日山城。
上杉神社があるのは山形県米沢市。
ずいぶんと離れた場所に祀られていますが、2代目景勝公が会津→米沢と移封された際に移されたためのようです。
羽前米沢 上杉神社
上杉神社は前述のとおり、上杉謙信公を主祭神とする本殿が正面に鎮座しています。
末社として、本殿に向かって右手に福徳稲荷神社。
左手に春日神社が鎮座しています。
神社は大正時代に米沢城址本丸跡に再建されたものということですが、他の神社とはまた違った厳かさがある気がします。
境内には上杉謙信公の銅像も見ることができます。
授与所には摂社の松岬神社のなせばなる守がおいてあります。
米沢藩9代目藩主 上杉鷹山が詠んだとされるフレーズで誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり
いくつになっても何かに打ち込んだり、チャレンジすることは続けていきたいですね
ちなみにおみくじを引いても、結ぶ紐が境内には設置されていません。
持ち帰るようにということが書いてました。
神社にお邪魔したのは4月16日でしたが、もう少しで桜が満開となりそうなタイミングでした。
立派な門をくぐると本殿です。
休日のしかも桜の季節ということもあり、たくさんの人で賑わってます。
他の人たちが映らないようすると、本殿にかなり寄って写真を撮ることに。
実在の名将が祀られているかと思うと感慨深いものがあります。
福徳稲荷神社
本殿右手には朱色の鳥居が構えており、その先には福徳稲荷神社が。
上杉神社本殿とは打って変わって、社全体が朱色で鮮やかな雰囲気です。
赤ではなく朱色なのは、魔除け的な意味合いがあるのだそうです。
春日神社
本殿向かって左手には春日神社。
まさかの写真を撮ってない…。
奈良の春日大社より分霊されたもので、上杉家の移封とともに上越→会津→米沢と移されてきたようです。
松岬神社
上杉神社がある米沢城址のお堀の外側には、松岬神社が鎮座しています。
松岬神社には次の6柱の祭神が祀られています。
- 上杉景勝公(米沢藩初代藩主)
- 上杉鷹山公(米沢藩9代藩主)
- 直江兼続公(米沢藩家老)
- 細井平洲(儒学者)
- 竹俣当綱(米沢藩上杉家家臣)
- 莅戸善政(米沢藩上杉家家臣)
境内には上杉鷹山公が次期藩主に申し渡したとされる伝国の辞が刻まれた石碑が。
落ち着いた雰囲気の拝殿。
松岬神社の前は広い芝生の広場になっており、遊んでいる子どもたちの声を聞きながらの参拝。
何やらとても安らかな気持ちになります。
平和が1番。
米沢城址
上杉神社は米沢城址に鎮座しており、周囲をお堀で囲まれています。
桜がたくさん並ぶ広場には、戊辰戦争や西南戦争で戦死した郷土の人を慰霊するための招魂碑が建てられています。
この広場から見るお堀はとてもキレイです。
広場から見るお堀は東向きなので、午前中に見ると日が差してもっとキレイかと。
とてもいい天気のいい日だったので、気持ちが良いです。
灯籠も神社というか、お城な雰囲気。
神社も気持ちが洗われる気持ちですが、城や城址もなんとも言えず良いリフレッシュになります。
参拝おすすめ
上杉神社まとめ
上杉謙信公を祀る上杉神社に行ってみました。
上杉謙信、カッコいいですよね。
その時々の状況を鑑み判断する臨機応変さ、参拝してあやかることができたらどんなによいか…。
今年は4月中旬では、桜は満開手前という感じでしたが、参拝と城址観光が同時に満喫できたので、ずいぶんリフレッシュさせて頂きました。
ちなみに御朱印は城址内の社務所にて、上杉神社と松岬神社の2種類を頂くことができますのでお忘れなく…。
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